北の宿から

Uターンして二度めの年越しは、座敷わらしの里、金田一温泉にて。
岩手の県北、二戸(にのへ)というところにございます。因みに一戸から九戸まであり、一、二、九は岩手県、それ以外は青森県。四はないそうな。
昨年もよう働きました。年末年始の休みは大晦日と元旦のみということで、近場でどこかゆっくり出来るところはないか?と探し金田一温泉に。
実はここが座敷わらしで有名なスポットとは知らなかったのです。わらしによく会えると評判なのは「緑風荘」というお宿。しかし、なかなか予約が取れないとのこと。お食事が良いと評判の「おぼない旅館」も満室…ということで「仙養舘」というところに。ここも会えるのだそうな。

大晦日。
着けばあらまぁ鄙びた昭和の宿。歩けば床が軋みます。しかしながら独りというのに部屋食。お蕎麦も付けてくれています。丹前姿で熱燗、シャレじゃないが金田一耕助になった気分(笑)。

「お世話になります」とCDをプレゼントすると、早速ロビーでかけてくれました。しかも消灯までずっと。
暁の間という部屋によく遊びに来るらしいのですが、私の部屋は八重桜の間。残念ながら会えず。ところが、女将がたいそう不思議ちゃんで彼女がわらしに見えてきました(笑)。
ひょっとしたらCD収録曲「Sol la mi」の“ソラミ ソラミ”という子供たちのコーラスに呼ばれてロビーに遊びに来ていたかもしれません。

 

 

一夜明け元旦。朝食は雑煮。
仙養館を出て、金田一温泉駅に向かう途中、例の緑風荘に立ち寄りました。
2009年に焼失した後再建された緑風荘は今も尚人気で、わらしに会えると評判の槐(えんじゅ)の間は、今は客室ではなく共有スペースとなっており、見学は自由とのこと。んだば行ってみっか!
亀麿くんというそこの守り神のようなわらしを祀る、その名も亀麿神社にもお詣り。

 

残念ながら緑風荘でも特に不思議なことはなかったのですが、折角ここまで来たのだからと、二戸の冬景色を楽しみながらゆっくり金田一温泉駅まで歩きました。さすがは県北。盛岡と雪の量が違いますね。
地元の方には失礼ながら、駅前はかなりの寂れっぷり。ま、ほとんどの方が車で来るからでしょうが、ちょっと…いや、かなり残念。
それでもそれなりに良い年越しとなりました。