みなさんは「尾道」というと何を連想しますか?
これが有るか無いかが、観光地か否かの分かれ目。沢山あればなおのこと 。
尾道は人口12万の中規模都市ですが、年間に訪れる観光客は600万人にも上るとのことです。
尾道三部作、坂道・・・最近では ラーメンもすっかり定着しました。
なんでも古民家を活用したカフェや雑貨店、そして“猫”を見に訪れる人も多いのだとか?うーん、惹かれますねぇ。
そんな魅力たっぷりの尾道にいつか行ってみたいと、ずっと前から思っておりました。
三部作のひとつ「転校生」を映画で観たのは、私がまだ岩手に住んでいた頃ですから、ホントに長い間憧れ続けていたわけです。転校生の主演俳優の尾美としのりさんは、私と生年月日が同じだったりと、そこにも縁を感じます。
大阪からは大した距離ではありません。この際“鉄分補給”も兼ねて、7/1(土)から1泊2日、在来線を乗り継いで遂に行って参りました。
さて、みなさんWeb上ではありますが、暫し一緒に尾道を散歩致しましょう。
先ずは新大阪から新快速で姫路まで。大阪ではなく新大阪で乗車するのがミソ。
大阪から確実に座れます。だって道中長いんだもん。姫路から播州赤穂行きに乗り換え相生へ。相生で山陽線に乗り換え岡山へ。岡山から三原行きに乗り換えて、合わせること四時間半のローカル鉄道の旅が始まりました。
画像はありませんが、須磨、明石付近が海岸線に最も近く、明石海峡大橋と淡路島が間近に見える絶景ポイントも!
倉敷さすがです!これも新幹線では味わえませんね。
岡山駅から三原行きへ。鉄分UP!
東尾道を出た後、窓に張り付きます。この尾道水道が見える瞬間を待ってました!
新幹線・新尾道は「こだま」しか停まりませんので、新幹線ご利用の方も「のぞみ」「さくら」も停まるひとつ手前の福山で降りて、在来線に乗り換えるとこの景色が拝めます。尾道に帰省する人たちはここで「帰ってきたなぁ。」と思うんでしょうね。 先ずはロープウェイで千光寺山へ。三重塔の左に見えますね?
すると絶景がお出迎え!手前から、尾道市街、尾道水道(川ではない)、向島(むかいしま)、海を隔て因島(今は尾道市に編入)、しまなみ海道の島々、うっすら四国も!
「来てよかった。」と思わず頷きました。
さて、古民家のリノベーションに興味のある私は、先ずはそれを求めて歩き始めます。なんでも「尾道空き家再生プロジェクト」なるNPOがあるのだとか。
「おお!あるある。」
まさしく“再生中”の現場です。壊すのは簡単、再生は困難・・・でも、尾道頑張っています!
「二階井戸」現役です。坂の街ならではの知恵ですね。
「梟の館」というカフェで休憩
民家の門
こんな細い坂道が縦横無尽に
植物と共生しているところが素晴らしい
はい。猫です!
うじゃうじゃいるというわけではありませんが、至る所で猫に出会います。猫さんたちはとても人に慣れていて、近づいても逃げず「撫でたいなら、撫でればぁ~?」ってな感じ。
散歩は続きます。
センスが光ります
坂を下り線路より海側のアーケード街へ
「あなごのねどこ」という飲食店(奥はゲストハウス)と、大胆にも銭湯を改装した土産屋&カフェがありました。
さて、これだけ坂を上り下りしたのだから、と言い訳してガッツリと(笑)。
ラーメンは「雑兵(ぞうひょう)」さん、お好み焼きは「ぽっぽ家」さんで。
ここのラーメンは濃い目のしょうゆ味、背油多め。ライスが欲しいのをぐっと堪えます。
ぽっぽ家さんは、なんとこの時エアコン故障中!
鉄板を点けると大変なことに・・・ということで、このようにして提供されました。接客がとても素晴らしく、これも旅の思い出と割り切ります。
暑かったぽっぽ家さんのせいにして(笑)、アイスをいただきます。「からさわ」という有名なお店です。
商店街を西進するとこんな店が!
帆布が有名とは知らなかったなぁ。ぷぷぷ、カープね?広島じゃけんのぅ。ペンケースと名刺入れGET!!
さて、帰阪の途に就く前に、しまなみ海道を走ってみます。
橋の中間から愛媛県
実は、私は四国未上陸でした。やったぜ!!
そうなんです。尾道から四国は近いのです。道後温泉とセットで訪ねるのも良いかも。
向島からたった3分の船旅、エーン・・・そろそろ別れも近い。
尾道駅着。サイクリストがいっぱい。しまなみ海道を走ってきたんだなぁ。
気持ちいいだろうな&痩せるだろうな・・・。
この後、在来線で福山まで行き、帰りは豪華に(笑)「さくら」に乗車。
速い!きれい!でも、味気ない。往復9時間はかけられないしなぁ。
うん。しっかり稼いで、またゆっくり旅をしよう。
尾道良いとこ一度はおゆき。