中崎町イーハトーヴ~宮沢賢治の宇宙~の動画が完成しました!!

未だ記憶から褪せることのない東日本大震災。故郷岩手も大きな被害を受けました。
避難所で身を寄せ合い、静かに整列して支援物資を受け取る被災者の姿に、東北人の謙虚さ、粘り強さを見ました。
「こんな田舎からとっとと出たい。」そう思っていた若いころの私でしたが、今や岩手出身であることを誇りにすら思えるようになりました。
その頃、伊藤龍太さんの「雨ニモマケズ」と出会い、それが人様の前で歌うきっかけになりました。
そしてIN THE WINDさんの「赤とんぼ」との出会い・・・。
四年前に大阪に転居し、大阪人の地元愛の強さに触れたことにより、ますますその思いは強まり、昨年「赤とんぼ~Dear Friends~」という、東北魂を込めた、様々な“生きる”歌を収録するに至りました。
今年の7月には念願叶い、盛岡でコンサートを開くことが出来、勿論「雨ニモマケズ」も歌いました。実は、宮沢賢治の生誕地・花巻在住の友人が来てくれたのですが、「今後も宮沢賢治作品に取り組んで欲しい。」と背中を押してくれたのです。
それから少し経って、大阪・中崎町の古民家を改装した「創徳庵」という味のあるライブハウスから出演依頼があり、その時に「古民家で宮沢賢治をやろう!」と閃き、“中崎町イーハトーヴ”というタイトルを先ず決めてしまったのです。
「さて、宮沢賢治の何をやろう?」
俄かに賢治作品を読み始め、その生い立ちを辿ります。すると、童話や詩だけでなく、自ら作詞作曲したものがあることを知り、「ならば、詩の朗読と宮沢賢治が作った曲を紹介するステージにしよう。」と考え、YouTube等で聴き漁りました。
しかしながら、“標準語”だとどうも雰囲気が違うし、朗々とした発声も合わないような気もします。
なんだかんだと考えるうちに、「私が宮沢賢治になりきるのはどうか?!」と思いつき、岩手の気候風土、そして時事ネタを盛り込んだ上演時間40分の脚本を書きました。脚本を書くことも、芝居(というほどのものでもありませんが)も初めてのことです。
ピアノは「雨ニモマケズ」のアレンジ、そして私のアルバムの音楽監督を務めてくださった吉田幸生さんに依頼。また、賢治も嗜んだチェロも入れようと、Rannnaさんに出演依頼をしました。
それぞれが多忙の中、リハーサルは一回のみ。更に、迎えた本番は大阪に台風が襲来!
開催すら危うい状況の中、まさしく雨ニモマケズとばかり敢行することとなりました。
ところが場内は満席。
二人の素晴らしいミュージシャン、効果音や照明を私のラフな台本で、ほぼイメージどおりに再現してくださった創徳庵の岸田浩一さん、そして何より御来場のお客様が温かな眼差しで御覧くださり、何とか無事に終えることが出来ました。
粗も目立ちますが、これを元に加筆修正をしながら、再演して参ります。
尚、この動画は大学吹奏楽の後輩の田中浩君が撮影、編集してくれました。
37分ございますので、お正月番組に飽きたころにでも、ゆっくり御覧くだされば幸いです。
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